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鬼の10問 これはやっとけ ⑥ 分岐回路の設計

鬼の10問 ⑥分岐回路の設計 表紙 資格
資格電気工事士 2 種(第二種電気工事士)

今回は過電流遮断器によって定まる分岐回路の設計です(なぜこの10問かは、① 電圧、線間、対地を)。

⑤を飛ばして、⑥となっているのは、この分岐回路の設計は必ずと言ってよいほど出題されるので、少しでも皆さんの勉強時間が取れるように、⑤よりも先に⑥をお届けします。

勉強の要点は、規則性をなるべく使って表をガッツリを覚えることです。
私の覚え方を載せましたので、参考にしてください。

「電気工事の施工方法」と「配線設計」の科目では、分岐回路がややこしさのピークなので、分岐回路を超えれば、あとは楽になると思います。

問題 過電流遮断器によって定まる分岐回路について、()を埋めよ。
表中の「過電流遮断器」は、20[A]以外は配線用遮断器とヒューズどちらも、という意味。

分岐回路の問題
正解は、この行をクリック
分岐回路の答え
ご参考までに、私の覚え方。この行をクリック
分岐回路の覚え方

私の覚え方
① まず、これを覚えました。20[A]配線用遮断器は、住宅でよく使われるからです。住宅では、20[A]の過電流遮断器に15[A]のコンセントが主流です。20[A]のコンセントはエアコン用に壁の高い所によくあります。刃受け形状が違うので確認しておきましょう。配線図記号で試験に出ます。

② 次に、30[A]を覚えました。より線5.5mm2も時に出題されます。

あとは、40[A]、50[A]は8と14、「電流が大きいから、もう、より線」と覚え、20[A]ヒューズは60分以内の溶断時間が定格電流の1.6倍で配線用過電流遮断器の1.1倍より大きいので厳しめ、と覚えました。1.6倍と聞いてピンとこない人はまだ過電流遮断器が覚えられていませんね。復習を。
15[A]の電線の太さは20[A]と同じで、コンセントは当然、過電流遮断器を超えてはいけないので、15[A]以下と覚えました。

模擬試験問題も解いてみましょう。

問題 

低圧屋内配線の分岐回路の設計で、配線用遮断器、分岐回路の電線の太さ及びコンセントの組合せとして、適切なものは。
ただし、分岐点から配線用遮断器までは3[m]、配線用遮断器からコンセントまでは8[m]とし、電線の数値は分岐回路の電線(軟銅線)の太さを示す。また、コンセントは兼用コンセントではないものとする。   (ほぼ毎年、類題出題)

分岐回路の過去問類題
正解は、この行をクリック

イ.
20[A]の配線用遮断器分岐回路では、電線1.6[mm]以上、なので2.0[mm]はOK。こんな風にも問題は出ます。コンセント20[A]以下。コンセントの数は関係ありません。 ロは電線の太さが、ハとニはコンセントが不適切です。

正解できましたでしょうか。
できなかった人は何度も練習してください。
できた人も、忘れるかもしれないので、しばらくしたら再トライしてみてください。定着します。

分岐回路は、過電流遮断器によって容量が決まります。

表中の過電流遮断器は、正式には「分岐回路を保護する過電流遮断器の種類」として「定格電流が15Aを超え20A以下のもの」などと列挙してゆくべきですが、試験対策としてわかりやすくしました。

分岐回路30[A]以上のコンセントは、「~以上~以下」となっていることに注意です。「~を超えて~以下」ではありません。

分岐回路20[A]は、家庭でよく使われます。これが1.6[mm](以上)で配線されるので、実技試験の課題も1.6[mm]の絶縁電線を使うことがひじょうに多いというわけです。

というわけで、
「電気工事の施工方法」と「配線設計」のよく出る問題を「鬼の10問」として集め、今回は第6問として、分岐回路の設計を取り上げました。

友達を待つ間、電車に乗っている間などの隙間時間にも、この問題はできるので、よく練習してください。

また、学科試験の内容でわかりにくい所がありましたら、以下のコメント欄で教えてください。
私なりに解説をしたいと考えています。

できれば「~について」「~まではわかるのだけど、~の所がよくわからない」など具体的に教えてもらえれば、ピントが合った解説が可能になると思います。

次の「鬼の10問」をお楽しみに。

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