今回は幹線の許容電流です(なぜこの10問かは、① 電圧、線間、対地を)。
幹線の許容電流の決定方法について、このサイト流に、わかりやすく下記に示すフロー図にまとめました。
勉強の要点は、幹線の許容電流を決めるための2段階を覚えることです。
慣れれば、難しくありません。
これを覚えれば、また得点ゲットです。
問題 幹線の許容電流の決定方法について、()を埋めよ。
正解は、この行をクリック
電動=電動機の総定格電流
他=他の電気使用器具の総定格電流
幹線=幹線の許容電流
ご参考までに、私の覚え方。この行をクリック
過去問類題も解いてみましょう。
問題
定格電流10[A]の電動機5台が接続された単相2線式の低圧屋内幹線がある。この幹線の太さを決定する電流最小値[A]は。
ただし、需要率は80[%]とする。
イ. 8
ロ.44
ハ.50
二.55 (類題過去4回以上出題)
正解は、この行をクリック
ハ.
10[A]×5×0.8=40[A]
需要率は電動機の総定格電流に掛ける。
1.25×40 [A] =50[A]
50[A] を超えないので、1.25倍になる。
正解できましたでしょうか。
できなかった人は何度も練習してください。
できた人も、忘れるかもしれないので、しばらくしたら再トライしてみてください。定着します。
電動機は回転を始める時に起動電流と言って、定格電流以上の電流が流れます。
なので、大きめに電流を想定しておきます。
定格電流とは、継続して流して良い電流のことでしたね(復習)。
ここで言う電動機とは、厳密には「電動機又はこれに類する起動電流が大きい電気機械器具」のことです。
つまり、電気をONにした瞬間に、大きな電流が流れる器具ということです。
ご参考まで。
というわけで、
「電気工事の施工方法」と「配線設計」のよく出る問題を「鬼の10問」として集め、今回は第4問として、幹線の許容電流を取り上げました。
友達を待つ間、電車に乗っている間などの隙間時間にも、この問題はできるので、よく練習してください。
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ご参考まで。
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