今回は、過電流遮断器です(なぜこの10問かは、① 電圧、線間、対地を)。
過電流遮断器は、ブレーカーとも言われ、どの家庭にも電柱からの電気の入り口に、必ず設置されています。
なぜ、溶断時間や動作時間がこのように決まっているかは、過去の事故の経験から法律化された者です。
受験生は、なぜ?を考える必要はありません。
まずヒューズを覚えて、遮断器はヒューズとの違いだけ覚えるのがコツです。
友達を待つ間、電車に乗っている間などの隙間時間にも、この問題はできるので、よく練習してください。
定格電流とは、継続して通してよい電流のことです。
問題 ヒューズの溶断時間について、()を埋めよ。
正解は、この行をクリック
問題 配線用遮断器の動作時間について、()を埋めよ。
正解は、この行をクリック
過去問類題も解いてみましょう。
問題 低圧電路に使用する定格電流20Aの配線用遮断器に25Aの電流が継続して流れたとき、この配線用遮断器が自動的に動作しなければならない時間分の限度(最大の時間)は。
イ.2
ロ.4
ハ.60
二.120 (類題過去4回以上出題)
正解は、この行をクリック
ハ.
1.25(25÷20)倍の電流が流れたので、60分以内に動作しなければならない。
正解できましたでしょうか。
できなかった人は何度も練習してください。
できた人も、忘れるかもしれないので、しばらくしたら再トライしてみてください。定着します。
ところで、おそらく試験に出ませんが、上の表でヒューズの定格電流は60A以下、配線用遮断器は50A以下です。これは、配線用遮断器が50Aを超えて使えないのではなくて、区分の切り方です。
配線用遮断器の次の定格電流の区分は、50Aを超え100A以下ですが、大きな電流区分は第二種電気工事士の試験には出ないようです。
というわけで、
「電気工事の施工方法」と「配線設計」のよく出る問題を「鬼の10問」として集め、今回は第3問として、過電流遮断器を取り上げました。
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