単線図から複線図の書き方がわからない人にも、図解でわかりやすく候補問題 No.12の練習問題 PF管電気工事士実技試験

IV電線をPF管（合成樹脂製可とう電線管）に設置する問題です。

可とうは、可撓と漢字で書き、柔らかく曲げられるという意味です。

ジョイントボックスにつなげるボックスコネクタが、作業後に緩んでいないかよく確認しましょう。

以下の記事では、図解で候補問題の複線図の書き方を説明します。

最初は、時間がかかると思います。

でも、大丈夫です。

練習すれば、40分以内にできるようになり、一発合格もできます。

このページは、第二種電気工事士試験の候補問題を使っていますが、第一種電気工事士試験を受験される方にも参考になるかもしれません。

はじめに
候補問題 No.12の練習問題
PF管をアウトレットボックスに接続する方法
まとめ

はじめに

・候補問題と実際の試験は異なること
・複線図を書く必要があるのか
・VVF用ジョイントボックス部分の接続方法
・施工条件をよく読むこと
については、「候補問題 No.4の練習問題のはじめに」をご参照ください。

また、ケーブル外装被覆のはぎ取り寸法は、「ケーブル外装被覆のはぎ取り寸法と欠陥」にあります。

候補問題 No.12の練習問題

では、候補問題に取り掛かりましょう。

候補問題と施工条件

この候補問題も2つ点滅器があり、ちょっとややこしくなっています。

落ち着いて取り掛かってください。

コンセント類の配線と、PF管の作業方法は、ページの下の方に図解しました。

では、候補問題です。

単純で、一見すると簡単そうですね。
でも、そんなに簡単には合格させてもらえません。

＜施工条件＞

１．ジョイントボックスは、打ち抜き済みの穴だけをすべて使用すること。

２．電線の色別（絶縁被覆の色）は、次によること。
　　①　電源からの接地側電線には、すべて白色を使用する。
　　②　電源から点滅器及びコンセントまでの非接地側電線は、すべて黒色を使用する。
　　③　次の器具の端子には、白色の電線を結線する。
　　　・引掛けシーリングの接地側極端子（N、W、又は接地側と表示）
　　　・ランプレセプタクルの受金ねじ部の端子
　　　・コンセントの接地側極端子（Wと表示）

３．ジョイントボックス部分を経由する電線は、その部分ですべて接続箇所を設けること。

４．電線管用ボックスコネクタは、電線管の端口（スイッチボックス側）にも取り付けること。

５．埋込連用取付枠は、タンブラスイッチ（ロ）及びコンセント部分に使用すること。

試験では、もっと詳細に施工条件を指示されます。

上記の施工条件４．は、「スイッチボックス側への取り付けは、省略すること」との出題も考えられます。
試験当日の設問をよく読みましょう。