今回は、絶縁電線の許容電流です(なぜこの10問かは、① 電圧、線間、対地を)。
まずは試験に良く出る、単線2.0mm、より線3.5mm2までを覚えてください。
特に、電流減少係数を使った金属管内の電線の許容電流は頻出です。
余裕がある人は、これ以上太い電線をテキストなどで覚えてください。
では、問題からいきますね。
問題 絶縁電線の許容電流について、()を埋めよ。
正解は、この行をクリック
問題 電流減少係数について、()を埋めよ。
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7から始まって、0.07ずつ減っていく、などと覚えましょう。
過去問類題も解いてみましょう。
問題
金属管による低圧屋内配線工事で、管内に直径2.0[mm]の600Vビニル絶縁電線(軟銅線)3本を収めて施設した場合、電線1本当たりの許容電流[A]は。
ただし、周囲温度は30[℃]以下とする。
イ.18
ロ.24
ハ.32
二.36 (類題過去4回以上出題)
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答え ロ.
直径2.0[mm]なので、(1本で使った時の)許容電流35[A]、
3本収めると電流減少係数0.7なので、
35×0.7=24.5
小数点以下を7捨8入して、24[A]。
さて、おまけ
0.8×0.8×π=2.01
1.0×1.0×π=3.14
何が言いたいのでしょうか?
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単線1.6mm(半径0.8mm)の断面積は、より線2mm2とほぼ同じですね。なので、同じ27Aになります。
ところが、単線2.0mmの断面積は、より線3.5mm2より小さくなります。なので、単線2.0mmは、より線3.5mm2より小さい35Aになっています。
というわけで、
「電気工事の施工方法」と「配線設計」のよく出る問題を「鬼の10問」として集め、今回は第2問として、絶縁電線の許容電流を取り上げました。
正解できましたでしょうか。
できなかった人は何度も練習してください。
できた人も、忘れるかもしれないので、しばらくしたら再トライしてみてください。定着します。
友達を待つ間、電車に乗っている間などの隙間時間にも、この問題はできるので、よく練習してください。
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