今回は「幹線の施設」です(なぜこの10問かは、① 電圧、線間、対地を)。
試験では、細い幹線の許容電流や長さがよく問われます。
なので、勉強のコツは「8m以下」と「長さ制限なし」の許容電流の条件2つを試験によく出るのでまず押さえ、次に「3m以下」を押さえておくことです。
少し練習すれば、難しくありません。この頻出問題もいただきましょう。
暗記問題 幹線の施設について、()を埋めよ。
正解は、この行をクリック
過去問類題も解いてみましょう。
問題
図のように定格電流 50 A の過電流遮断器で保護された低圧屋内幹線から分岐して,7 m の位置に過電流遮断器を施設するとき,a-b 間の電線の許容電流の最小値[A]は。
イ.15.5
ロ.17.5
ハ.25.5
二.27.5 (ほぼ毎年出題)
正解は、この行をクリック
ロ.
50[A]×0.35= 17.5[A] 8m以下なので、IBの35%以上。
正解できましたでしょうか。
できなかった人は何度も練習してください。
できた人も、忘れるかもしれないので、しばらくしたら再トライしてみてください。定着します。
試験では、上の過去問類題のように許容電流を問う問題と、電線が指定され、許容電流が決まるので、分岐から過電流遮断器までの距離を問う問題がよく出ます。
さて、ここでは受験勉強用にかんたんに説明しました。
試験問題はこれで解けるのですが、応用問題や安全な工事のためには、補足の説明が必要です。
試験にも出る電気事業法の下に「電気設備の技術基準の解釈」というものがあって、これに沿った理解が安全な工事をする上で必要だからです。
わかりやすく書いたつもりなので、補足説明も必ず読んでください。
というわけで、
「電気工事の施工方法」と「配線設計」のよく出る問題を「鬼の10問」として集め、今回は第5問として、「幹線の施設」を取り上げました。
友達を待つ間、電車に乗っている間などの隙間時間にも、この問題はできるので、よく練習してください。
次の「鬼の10問」をお楽しみに。
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