図解で、候補問題の複線図の書き方を説明します。
最初は、時間がかかると思います。
でも、大丈夫です。
練習すれば、40分以内にできるようになり、一発合格もできます。
このページは、第二種電気工事士試験の候補問題を使っていますが、第一種電気工事士試験を受験される方にも参考になるかもしれません。
はじめに
・候補問題と実際の試験は異なること
・複線図を書く必要があるのか
・VVF用ジョイントボックス部分の接続方法
について、前の投稿と内容が重なるため省きます。
まだ読まれていない方は、「候補問題 No.4の練習問題のはじめに」をご参照ください。
また、ケーブル外装被覆のはぎ取り寸法は、「ケーブル外装被覆のはぎ取り寸法と欠陥」にまとめてあります。
(スマホなら長押し、PCならコントロール・キーとクリックで、別タブが開きます)
また、「施工条件」には配線方法など間違えたら一発アウトな指示が書いてあることがあります。
受験時には、必ず、よく読みましょう。
候補問題 No.5の練習問題
では、候補問題No.5に取り掛かりましょう。
候補問題と施工条件
この問題には、電源がありますが、試験ではブロック端子で代用されます。
施工作業では、端子台の端子に接続します。
<施工条件>
1.「ロ」のタンブラスイッチは、取付枠の中央に取り付けること。
2.配線用遮断器、漏電遮断器を代用する端子台は、以下の図に従い使用すること。
3.電線の色別(絶縁被覆の色)は、次によること。
① 電源からの接地側電線には、すべて白色を使用する。
② 100V回路の電源から点滅器、コンセントまでの非接地側電線は、すべて黒色を使用する。
③ 次の器具の端子には、白色の電線を結線する。
・コンセントの接地側極端子(Wと表示)
・ランプレセプタクルの受金ねじ部の端子
・配線用遮断器(端子台)の記号Nの端子
④ 接地線は、緑色を使用する。
4.VVF用ジョイントボックス部分を経由する電線は、その部分ですべて接続箇所を設けること。
試験では、もっと詳細に施工条件を指示されます。
単線図から複線図を書く
さて、複線図ですが、すでに候補問題のNo.1~No.4まで丁寧に説明したので、No.5からは完成図だけを示します。
自信の無い方は、どんどん先に行かず、複線図だけでも、候補問題のNo.1~No.4で自信がつくまで練習して先に進んでください。
まず、ご自分でトライしてみてください。
上に示した候補問題No.5 が以下のような複線図になりましたでしょうか。
極性のある器具へのつなぎこみも間違えないように。
<施工条件>は絶対です。
圧着端子の選定
さて、問題の圧着端子です。
覚えましたか?
では、圧着端子を決めてみましょう。
問題: 圧着端子のサイズを考えてみてください。
以下のようになりましたか?
器具の配線図
以下に、コンセント類への配線を示します。
だんだん慣れてきましたか。
数やるうちに慣れます!
心配いりません。
まとめ
複線図や、候補問題のNo.5をわかりやすく説明したつもりですが、いかがでしたか。
候補問題のNo.4の200Vは、端子台へ3本つないで、No.5 の200Vは、端子台へ2本つないでいます。
違いに気づかれましたか?
No.4の200Vは、三相3線(3Φ3W)で、No.5 の200Vは単相3線(1Φ3W)から取り出した「線間200V」の2線です。
ですので、対地100Vになり、「対地電圧150V以下」の法規に合致するわけですね。
しかも、線間200Vなので、極性が無く、端子台にも記号が無いのです。
エアコンの配線などに使われる例です。
候補問題のコンセントとおうちのエアコン用コンセントと比べてみてください。
まだ、この辺があいまいな人は、「三相3線式とは、単相3線式との違いをわかりやすく」を読めばつかめます。
「独学一発合格! 電気工事士 2種 技能(実技)試験対策 合格の要点、ポイント、コツや工具、試験の持ち物を解説」もありますので、よろしかったら、ご一読ください。
また、電光ナイフを使わない、VVRケーブルの外装を剥く新しい方法も紹介しています。
よろしければ。
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では、頑張ってくださいね。
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材料は、切ってしまったりするので試験対策にしか使えません。
なので、返すというサービスもあります。
材料の処分も楽で、価格も半分位でしょうか。
器具と電線だけ返却、数量限定だそうです。
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