いよいよ、最後の候補問題です。
自動点滅器を設置する問題です。
自動点滅器とは、よく玄関の外などにあって、暗くなると自動で照明のスイッチを入れる器具です。
この候補問題には、近年アース線が付きました。
古いテキストなどを使ている人は気を付けてください。
以下の記事では、図解で候補問題の複線図の書き方を説明します。
最初は、時間がかかると思います。
でも、大丈夫です。
練習すれば、40分以内にできるようになり、一発合格もできます。
このページは、第二種電気工事士試験の候補問題を使っていますが、第一種電気工事士試験を受験される方にも参考になるかもしれません。
はじめに
・候補問題と実際の試験は異なること
・複線図を書く必要があるのか
・VVF用ジョイントボックス部分の接続方法
・施工条件をよく読むこと
については、「候補問題 No.4の練習問題のはじめに」をご参照ください。
また、ケーブル外装被覆のはぎ取り寸法は、「ケーブル外装被覆のはぎ取り寸法と欠陥」にあります。
候補問題 No.13の練習問題
では、候補問題に取り掛かりましょう。
候補問題と施工条件
この候補問題は、自動点滅器が付くと言っても、端子台なので難しくありません。
コンセント類の配線と、PF管の作業方法は、例によって、ページの下の方に図解しました。
では、候補問題です。
<施工条件>
1.自動点滅器の代用に端子台を使用すること。
2.電線の色別(絶縁被覆の色)は、次によること。
① 電源からの接地側電線には、すべて白色を使用する。
② 電源から点滅器及びコンセントまでの非接地側電線は、すべて黒色を使用する。
③ 次の器具の端子には、白色の電線を結線する。
・自動点滅器(端子台)の記号2の端子
・ランプレセプタクルの受金ねじ部の端子
・コンセントの接地側極端子(Wと表示)
3.ジョイントボックス部分を経由する電線は、その部分ですべて接続箇所を設けること。
試験では、もっと詳細に施工条件を指示されます。
単線図から複線図を書く
複線図の書き方は、候補問題のNo.1からNo.4まで、丁寧に、丁寧に、説明しました。
まだ複線図の書き方がわからない人は、No.1~No.4で書き方をよく練習をしてください。
では、まずご自分で複線図を書いてみてください。
上に示した単線図が以下のような複線図になりましたでしょうか。
<施工条件>は絶対です。
圧着端子の選定
さて、問題の圧着端子です。
覚えましたか?
もう、圧着端子の一覧表は掲載しません。
覚えてない人は、候補問題No.1をチラ見してください。
でも、早く覚えましょう。
では、圧着端子を決めてください。
以下のようになりましたか?
電線の断面積の計算も、省きます。
計算できましたか?
なお、選定練習のために、圧着端子を指定していますが、差込形コネクタも練習してくださいね。
なお、コンセント類へのつなぎ込みは、以下のようになります。
まとめ
複線図や、候補問題のNo.13をわかりやすく説明したつもりですが、いかがでしたか。
回路的には、点滅器が2つありますが、1つは端子台なので難しくありませんね。
これで、全13問の候補問題を終わります。
何回か練習すれが、それほど難しくはないと思います。
輪づくり、ランプレセプタクルへの作り付けなど、不得意な部分だけの部分練習も余り線で、良く練習してください。
練習の気が乗らない時や、十分に時間が取れない時でも、できます。
実は、そうしたところがタイムが隠れていますよ。
「独学一発合格! 電気工事士 2種 技能(実技)試験対策 合格の要点、ポイント、コツや工具、試験の持ち物を解説」もありますので、よろしかったら、ご一読ください。
X(ツイッター @iro2info )にブログの更新情報などを上げています。
では、頑張ってくださいね。
(広告)
今時、こういうのもあります。
材料は、切ってしまったりするので試験対策にしか使えません。
なので、返すというサービスもあります。
材料の処分も楽で、価格も半分位でしょうか。
器具と電線だけ返却、数量限定だそうです。
レンタルではない3回セット。工具、テキストなし。
アマゾンでのレンタルではない3回セット。工具、テキストなし。
2回セット。工具、テキストなし。
1回セット。工具、テキストなし。
教科書で一通り勉強派向け
私はこれで一発合格
過去問を何回も解いて勉強派向け
ご要望やご質問など、どうぞ。 (個人情報を書かないように)