なぜ、私がニコン D7500を買ったのかをカメラ初心者の方にもわかりやすく解説します。
1眼レフカメラは絶滅危惧種です。
今買っておかないと、もうすぐ新品では買えなくなるかもしれません。
本業はフォトグラファーではありませんが、企業様で写真を使われているフォトグラファーがレビューします。
購入した経緯
以前は、フィルムカメラで、暗室作業もやっていました。
ずっとカメラから離れていましたが、仕事で物の写真を撮ることが最近は多くなってきました。
今どきのスマホはけっこう撮れるのですが、操作性はとてもいいとは言えません。
絞りやシャッタースピードを調整しやすく、レンズの交換もできる一眼がだんだん欲しくなりました。
久しぶりのカメラ購入になりました。
優先した選択肢 なぜD7500か?
あれもこれもと欲張らず、自分がこのカメラで何をしたいのかを整理することは大事な事です。
目的別に必要な機能と捨てる機能を整理するとカメラ選びがしやすくなると思います。
今回捨てた機能は、将来違うカメラに担わせればよいと思います。
長く写真に携わるとカメラを複数持つことが普通です。
一眼レフカメラか、ミラーレスカメラか
なぜミラーレスではなく、一眼レフカメラなのか。
それは、直に物から反射される光を見たかったからです。
職業フォトグラファーの中でも、このこだわりを持つ人が居ます。
なんか、安心するのですよ。
風景を直接見るのと、テレビなどモニターを通して見るのとの違いでしょうか。
世の流れは、一眼レフカメラからミラーレスカメラに移りつつあり、一眼レフカメラの製造はそう遠くない将来終わるでしょう。
本体の軽量化やシャッタースピードでは、ミラーレスカメラの方が有利だからです。
なので、一眼レフカメラを「新品で」買える時間はもう短いのです。
余裕がある人は、他のカメラを持っていても、一眼レフカメラを買っておきましょう。
フルサイズカメラか、APS-Cサイズか
撮影素子のサイズについては、フルサイズとこれより小さなAPS-Cサイズがあります。
物の写真を撮る場合、物に寄り(近づき)接写で撮りたくなることがよくあります。
物との距離が近すぎるとピントが合いません。
フルサイズカメラよりAPS-Cサイズカメラの方が近くでもピントが合うので、物に寄れるのです。
これが、APS-Cサイズを今回買う大きな理由です。
ニコンの場合、一眼レフカメラでAPS-Cサイズは、もうD7500しかないのです。
なぜニコンか
他のメーカーも使ってきましたが、どちらかというとニコン派だからです。
欲を言えば、コンタックス+ツアイス・レンズと言いたいのですが、現在は新品デジカメは手に入りません。
シマエナガ撮る?
その他の一眼レフカメラとしてフルサイズですが、ニコンではD850やD780もあります。
しかし、シャッタースピードをバリバリに上げて、シマエナガ1)を撮るわけでもなし、写真を使うのはインターネットが主なので表現する際の画素数も限られるます。
シャッタースピードを求めると、上位機種として他の機能も付いてしまい、ボディがどうしても重くなってゆきます。
というわけで、今回の購入はD7500となりました。
初心者におすすめ?
値段も10万円前後(ボディのみ、レンズなし、執筆時)で買えるので、初心者にも手が出しやすいのではないでしょうか。
特に、ボディとレンズがセットになった「D7500 18-140 VR レンズキット」(実売15万円程度、執筆時)は初心者におすすめです。
18㎜の広角があれば、風景を広々撮りたい、ビルや橋など構造物の幾何学模様を印象的に撮りたい時に使えます
140㎜は人物ポートレートで背景をぼかしたい、遠くのものを撮りたいといった要求に応えてくれます。
この広角から望遠までをレンズ交換せずに撮影できるのはかなり便利です。
街中散策の撮影に最適です。
ところで、APS-Cサイズの焦点距離はフルサイズの1.5倍相当なので、フルサイズ換算だと27mm-210mmになるということも、頭の隅に入れておいてください。
まだカメラと長く付き合って行くのかよくわからないという人には、同じ価格帯なら人気のミラーレスカメラZfc2)の方がおすすめです。
デザインもクラシック・カメラを意識していていいですよね。
一眼レフカメラの720gより軽い445gです。
カメラと長いこと付き合うことになって、将来D7500が生産中止になっていても、中古なら買えます。
その時、一眼レフカメラのファインダーを覗いて何かを発見できるかもしれません。
初心者の方で、迷ったらZfcをおすすめします。
製品レビュー
では使用感を書きます。
下の写真は、ボディに18-140 VR レンズを付けたD7500です。

デザイン
ガッチリしていて、ちゃんと写真を撮るぞと言う感じでとても頼もしい感じです。
特に仕事で写真を撮る際には、取り損ねは許されません。
信頼性は撮影者のストレスを減らしてくれます。
趣味で撮る際にも、自然相手だとシャッターチャンスは限られます。
虹や夕焼けなどベストコンディションは本当に短い時間です。
信頼できるという感じはとても大事です。
画質
文句ありません。
今どきの表現は、ほとんどがインターネットです。
私の27インチのモニターで撮影画像を見ても細部まで立体的に十分表現されています。
機動性
ボディと18-140 VR レンズ(490g)で1,200g程です。
一眼レフカメラにしては軽い方で、機動性が高く、手持ち撮影も比較的楽です。
重さがある程度あった方が、「さぁ、写真を撮るぞ」というモチベーションが沸きます。
手持ちでスローシャッターを切る時にはこのくらいの重さがあった方が手振れしなくてよいと思います。
私はあまり手ぶれ補正を使いません。
バッテリーの持ち
一般にミラーレスカメラに比べ、一眼レフカメラの方がバッテリーは持ちます。
私の場合、1回の撮影時間が1~2時間程度なので予備バッテリーは必要ありません。
バッテリーの充電は数時間かかります。
充電に時間がかかるということは、バッテリーを劣化させないというメーカーの配慮でしょう。
もうちょっとの所
撮影後に背面の液晶に撮影した画像を何秒か表示できますが、もうちょっと見ていたいのに消えてしまいます。
表示する時間をユーザーが長めに設定できるといいですね。
まだ私がまだ設定を理解していないだけかもしれませんが。

Fマウントであることのメリット
D7500はボディとレンズの結合部がFマウント形式になっています。
Fマウントのレンズは、ニコン初のレンズ交換式一眼レフカメラ「ニコン F」に1959(昭和34)年から使われている3)ので、使えるレンズ数は膨大です。
総評
いいです。
信頼性、機動性、画質、選べるレンズの種類という点を考え、新品のボディとレンズで15万円程度なら買いでしょう。
Fマウントなので、遊べるオールドレンズも沢山あります。
まとめ
私は、D7500がまだ新品で買えて良かったという感じです。
ミラーレスカメラは、この先ずっと新品で買えます。
一眼レフカメラは、もうすぐ新品で買えなくなります。
新品一眼レフカメラを買うなら今のうちです。
参考URL
1) 雪の妖精シマエナガを撮り続ける写真家が教える、出会う秘訣と撮影のポイント、NICO STOP、https://nij.nikon.com/nicostop/entry/lifestyle/simaenaga/2022/02/08/1、(アクセス日:2025年7月3日)
2) Zfc、Nicon、https://nij.nikon.com/products/lineup/mirrorless/zfc/、(アクセス日:2025年7月3日)
3) ニコンFマウント誕生50周年、株式会社ニコン、https://www.jp.nikon.com/company/news/2009/0303_f-mount_01.html、(アクセス日:2025年7月3日)
(広告)
私はカメラのキタムラさんで買いました(店舗)。
カメラ・レンズは、新品も中古も扱っているのがいいです。
ネットで注文、店舗で受取もできます。
「週末限定セール」があり、
カメラ・レンズやカメラ用品だけでなく、季節家電や美容家電など各種家電商品、
ブランド時計やスマートウォッチ、ホビー商品も週末限定価格で提供中だそうです。

私が使っているモニター
写真をしっかりみるには、おすすめ、EIZO。

ご要望やご質問など、どうぞ。 (個人情報を書かないように)