第二種電気工事士の技能試験対策には、技能練習セットが必要です。
でも、いろいろ売っているので、探すのも大変。
そこで、「安い」基準でオススメ品を見つくろいました。
結論:安いのは「準備万端」をレンタル、器具を試験後に使いたい人は「電工石火」を購入、工具はいずれも購入です。


価格が安い販売店の物を選びましたが、安い物から、売り切れになります。
これらを頼んで、材料が来るまで、複線図の練習をしてください。
違うものが表示されることもあるので、よく内容を確認して、購入してください。
特に、「第二種セット」と「第一種セット」を間違わないように!
試験までの日数、在庫量などにより、値段が多少変動することは、ご了承ください。
何回(何周)練習すればよいのか?
まず何回練習するか、を決めなければいけません。
技能試験の候補問題は、全部で13問あります。
この13問を1周やって、1回(1周)と数えます。
練習セットには、1回分から3回分まで売られています。
既に、電気工事の仕事に着いていて、資格を持っている人のアシスタントをしている人は、1回でも良いと思います。
時間通りに終わるか、の確認ですね。
2回か3回かは、本人の自信で決めればいいと思います。
私は、まーったく自信がなかったし、試験に落ちて何回も受験したくなかったので、3回セットを買って、しかも電線など消耗品などを買い足してまで、やりました。
そのかいもあって、独学でも一発合格しました。
2回セットと3回セットは、5,000円から6,000円ほどの差です。
安いのはこれ! 電線・器具レンタル+工具購入
以下の「電線・器具をレンタル」と「工具を購入」の組み合わせが今のところ、最安だと思います。
電線・器具レンタル
ジェイメディアネットというお店の「準備万端シリーズ」レンタル 技能試験 練習材料セットです。
1回から3回練習分のレンタルがあります。
販売セットもあります。
クリックすると1回や3回練習分がいくらするのか、わかりやすく表示されます。

レンタルとは、切ってしまった器具や電線類を、後に返却するものです。
このお店は、オンライン動画もあるし、質問もできるので、おすすめです。
工具購入
工具は、レンタルではなく購入する必要があります。
工具も、ジェイメディアネットというお店の「準備万端シリーズ」でいいと思います。
VVFストリッパーやプレートキー、それにクリップ、メジャーまで入っていますね。
しかも、テキストや、収納袋まで。
確かに、試験会場までどうやって、工具を持っていくかは重要ですね。
もう、受験に十分なセットだと思います。
私も、受験するときに知っていれば、これにしました。

また、このお店では、工具や材料のばら売りもしています。
オンライン動画もあるし、質問もできる。
しかも、アマゾンペイ、代引き、も使えます。
見れば見るほど、いいですね、このお店。
私も、受験するときに知っていれば...。

購入品で探すなら
ここからは、レンタルではなく、器具や材料も「買いたい」という人向けの販売セットです。
以下では、例として2回練習分を載せます。
1回や3回練習分、工具の有り無しも、わかやすい一覧になっているので、クリックして電工石火シリーズの記事の下を見てください。
また、レンタルセットか、販売セットかについては、この記事の下の方に考え方を書きました。
電線・器具+テキスト+工具セット
電線・器具を購入品で探すなら、電池屋さんの電工石火シリーズが最安です。
以下は、画像クリックで飛べます。
工具なし、電線・器具+テキスト セット
工具は要らない人向け。
電線・器具のみのセット
テキストも工具も要らない人向け。
レンタルセットか、販売セットか
レンタルセットにするか、販売セットかは、試験後に器具を使うために持っておきたいか、どうかで決めてよいのではないでしょうか。
レンタルセットは、販売セットに比べ、5,000円位安くなると思います。
ですが、信頼できるメーカーの製品なら、
片切スイッチ1個で、200~300円はします。
配線用遮断器1個で、700~800円はします。
端子台などは、使わないとしても、
器具の合計金額は、4,000円位にはなるのではないでしょうか。
車でホームセンターに行ってもガソリン代がかかります。
他の買い物もあれば、ガソリン代は折半ですが。
20Aの埋込コンセントなんて、使わないという人もいるでしょう。
その都度、器具は買うからいらない、という人は、レンタルセットですね。
何かに使うかもしれないので、持っておくか、という人は販売セットでもよい、ということになると思います。
もちろん、販売セットの部品が、実際に使える器具であるという前提です。
私が受験した試験会場では、ダミー器具を使っていました。
中身がつながっていないので、通電できない器具でした。
また、よろしくありませんが、次回も、技能試験を受けるなら、販売セットを買っておけば、器具はたいがい使いまわしができるので、電線やリングスリーブだけ買えばよいことになります。
ちなみに、電線類の廃棄に関しては、うちの周りでは回収業者さんがチラシを配り、チラシの日に、銅線や鉄くずを家前に出しておくと、無料で回収してくれます。
ホームセンターと中古品
今説明してきた以外に、ホームセンターや中古品で器具・電線や工具を手に入れる方法が考えられます。
場合によっては、ホームセンターや中古品で手に入れた方が安いかもしれません。
でも、このサイトとしてはおすすめしません。
理由を説明します。
ホームセンター
まず、技能試験に必要な物を全て集めるのは大変です。
街のホームセンターでは、一般的な電材を売っています。
電気工事士試験向けの棚など、まずありません。
私も、このサイトのVVR電線の剝ぎ取り記事を書くために、VVR電線を探しましたが、ホームセンター数件を当たり、やっと1軒見つけました。
VVR電線は既に一般的な電線ではなくなりつつあるようで、紙の介在物が入っている電線なんて、全く売っていませんでした。
数分あれば、ランプレセプタクルの練習ができるはずなので、ホームセンターをうろうろ回るより、一括して手に入れて、どんどん練習した方が合格への早道です。
中古品
オークション・サイトなどで、中古品も売られていると思います。
これも、このサイトではおすすめできません。
なぜなら、工具の切れ味がわからないからです。
VVR電線の剝ぎ取り記事で触れましたが、切れ味が良くないと「できること」と、「できないこと」が出てきてしまいます。
ケーブルストリッパー、電工ナイフ、ペンチなど刃物は、特に新品をおすすめします。
自分で持っている工具を使うのなら、新品でなくとも構いません。
なぜなら、切れ味が分かっているからです。
補足
「極力新品が良い」と書きましたが、電工ナイフなどは本来、使いながら自分の好みに合うように研いでいくものです。
この辺が電工ナイフの楽しい所ですが、初心者で、技能試験まであと何日という状況で研ぎに走るのは違う気がするので、「新品が良い」と言っておきます。
アマゾン、楽天市場を歩き回るなら
ポイントでの購入や支払い方法の都合で、アマゾンや楽天市場を使いたい方もいると思います。
以下では、ECサイトで技能試験セットを見る時のポイントを説明します。
まず、第二種電気工事士試験用か、第一種電気工事士試験用か
ご存知のように電気工事士試験には、第二種と第一種があります。
この2つの技能試験セットはよく混ざって表示されるので、買い間違いしないよう注意してください。
特に、記事の下の方にある「おすすめ」や「これもよく見られています」は、システムが自動的に選んでいることもあるので注意が必要です。
極端に安い技能試験セットには注意!
例えば、他のセットが2万円台なのに、1万円しないセットなどには注意してください。
電線の無い、器具だけのセットだったりしませんか?
これらは、器具と電線を別々に買うためのセットです。
電線は練習したい分だけ、自分で選んで別に買います。
新品か、中古品か
ECサイトでは、新品も中古品も扱っているサイトもあります。
混在して表示されることもあるので、新品か、中古品か、よく見てください。
何回練習分か
あれやこれや見ているうちに分からなくならないように。
器具・電線+工具+テキストか、器具・電線+工具か、器具・電線+テキストか
たいがいこの3パターンで販売しているようです。
お店によっては、煩雑になるので、いくつかのパターンを省いている所もあるようです。
メーカーか、取次ぎ店か
メーカーと言っても、器具や電線を作っているわけではなく、技能試験セットを組んでいる所をここではメーカーと呼びます。
メーカーから仕入れて、取次ぎとして販売しているお店もあります。
今年度版か
古い年度対応の技能試験セットを売っているお店もあります。
年度によっては、候補問題が全く同じこともあるので、この場合は全く問題ありません。
しかし、時々候補問題は変更になります。
最近ですと、接地線が候補問題に追加された例があります。
他の年度対応版を買うなら、よく調べて買われた方が良いと思います。
アマゾン、楽天市場へのリンク
他の試験が混ざるので、よく見てくださいね。
楽天市場で探すならこちら。
まとめ
安い基準で、おすすめの技能試験セットを紹介しました。
今回の技能試験に落ちて、次回の技能試験も受験なんて、一番面倒です。
いろいろ迷っているより、早く買って、ドンドン練習した方がいいですよ。
では、がんばって。
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