ランプレセプタクルと同時点滅するパイロットランプの回路です。
一見すると、簡単そうですが、コンセント類のわたり線が3本も入ります。
以下の記事では、図解で候補問題の複線図の書き方を説明します。
最初は、時間がかかると思います。
でも、大丈夫です。
練習すれば、40分以内にできるようになり、一発合格もできます。
このページは、第二種電気工事士試験の候補問題を使っていますが、第一種電気工事士試験を受験される方にも参考になるかもしれません。
はじめに
・候補問題と実際の試験は異なること
・複線図を書く必要があるのか
・VVF用ジョイントボックス部分の接続方法
・施工条件をよく読むこと
については、「候補問題 No.4の練習問題のはじめに」をご参照ください。
また、ケーブル外装被覆のはぎ取り寸法は、「ケーブル外装被覆のはぎ取り寸法と欠陥」にあります。
候補問題 No.10の練習問題
では、候補問題に取り掛かりましょう。
候補問題と施工条件
一見すると、簡単そうですが、コンセント類のわたり線が3本も入ります。
わたり線の色選びに注意してください。
また、端子台ではなく、配線用遮断器が配布され、これに接続する問題が出題される可能性があります。
コンセント類の配線は、ページの下の方に図解しました。
では、候補問題です。
単純で、一見すると簡単そうですね。
でも、そんなに簡単には合格させてもらえません。
<施工条件>
1.確認表示灯(パイロットランプ)は、引掛けシーリング及びランプレセプタクルと同時点滅とすること。
2.電線の色別(絶縁被覆の色)は、次によること。
① 電源からの接地側電線には、すべて白色を使用する。
② 電源から点滅器及びコンセントまでの非接地側電線は、すべて黒色を使用する。
③ 次の器具の端子には、白色の電線を結線する。
・配線用遮断器の接地側極端子(Nと表示)
・引掛けシーリングの接地側極端子(N、W、又は接地側と表示)
・ランプレセプタクルの受金ねじ部の端子
・コンセントの接地側極端子(Wと表示)
3.VVF用ジョイントボックス部分を経由する電線は、その部分ですべて接続箇所を設けること。
試験では、もっと詳細に施工条件を指示されます。
単線図から複線図を書く
複線図の書き方は、候補問題のNo.1からNo.4まで、丁寧に、丁寧に、説明しました。
まだ複線図の書き方がわからない人は、No.1~No.4で書き方をよく練習をしてください。
では、まずご自分で複線図を書いてみてください。
上に示した単線図が以下のような複線図になりましたでしょうか。
<施工条件>は絶対です。
圧着端子の選定
さて、問題の圧着端子です。
覚えましたか?
もう、圧着端子の一覧表は掲載しません。
覚えてない人は、候補問題No.1をチラ見してください。
でも、早く覚えましょう。
では、圧着端子を決めてください。
以下のようになりましたか?
電線の断面積の計算も、省きます。
計算できましたか?
なお、選定練習のために、圧着端子を指定していますが、差込形コネクタも練習してくださいね。
なお、コンセント類へのつなぎ込みは、以下のようになります。
まとめ
複線図や、候補問題のNo.10をわかりやすく説明したつもりですが、いかがでしたか。
もう、だいぶ慣れてきましたか。
全体的には簡単ですが、わたり線がやや難しかったでしょうか。
図面では複雑でも、実物はわかりやすいですよね。
わたり線が簡単に付くように、器具類には予め2つ穴が空いています。
助かりますよね。
「独学一発合格! 電気工事士 2種 技能(実技)試験対策 合格の要点、ポイント、コツや工具、試験の持ち物を解説」もありますので、よろしかったら、ご一読ください。
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では、頑張ってくださいね。
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