限られた時間でやらなければならないのは、「弱い所」です。
第二種電気工事士のCBT試験、筆記試験まで、あとわずかとなっても、まだ合格点に達しない人に、応援の意味を込めて、勉強方法について、あらためて書きます。
よく、ブログで「過去問、何周やった」という記事を見ますが、時間の無い人は、過去問のやり過ぎにも注意してください。
過去問50問をやると、40分近くかかるはずです。
50問の中には既にできる問題も数多くあるはずです。
できる問題に時間を費やすのは、もったいない話です。
できない問題を何回も練習して、できるようにすることが必要です。
もちろん、過去問をやることも大事です。
50問の中には、午前の試験と、午後の試験で同じ問題が出ることもあります。
要は、過去問に偏らず、勉強のバランスが大事ということです。
できない問題をどんどん絞る法
と、題しておきます。
テキストに蛍光ペンで綺麗に色塗りして、満足しておしまい、になっていませんよね?
テキストに「よく出る過去問」のページがあるはずです。
時間が無いなら、そこからやって、理屈がわからなくて覚えられない所だけ、内容のページを読む、でもいいくらいです。
時間が無いなら。
テキストにある「よく出る過去問」のページを1回やると、できる問題とできない問題に分かれるはずです。
過去問主体に勉強されている方も同じです。
過去問を何年分かやると、できる問題とできない問題に分かれるはずです。
そこが、スタートです。
できない問題に×印を付けて、付箋を貼って。
再度、トライして、できたら印を変えて。
1回出来ただけでは、まだ記憶が定着しないので、複数回、あるいは何度聞かれても答えられるという自信が付くまで繰り返してください。
私の場合、できない問題に×を付け、そのページが出しやすいよう、付箋を貼りました。
これを一通りやったら、付箋のページだけを次々に開いて、正解できたら(を×の左横に付ける。
もう1周して、またできたら×の右横に)を付ける。
2回正解できると、(×)となります。
これでひと先ず、この問題(OK問題)はおしまい。
まだ印が(×)になっていない問題(NG問題)だけを集中的にやります 。
でも、OK問題も付箋を外さずに、NG問題のページを開く時にもチラチラ見ます。
このチラチラをやらないと、全く触れないことになるので、また忘れてしまいます。
もちろん、チラチラで「この問題自信ないなぁ」と感じたらそのOK問題もやってみます。
こうしてやっていくと、NG問題がだんだん、少なくなっていくのを感じられるはずです。
この感覚が大事です。
勉強が進んでいる感じがして、モチベーションが上がります。
勉強する科目の順番
で、7科目の勉強する順番を書きましたが、時間が無いなら、検査と法規を先にやることも検討してください。
私は、この分野がダメで後回しにしましたが、人によるので。
つまり、
① 配線図(図記号)と電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具
② 検査と法規
の順番で勉強するということです。
複線図は覚えるのに、やや時間がかかり、出題数も少ない傾向があるので、最初の段階ではなく、次の段階で。
①、②の後は、
施工方法、配線設計
か
複線図
をやるといいと思います。
多分、この2つをどこまでやれるかが合否の分かれ目になるでしょう。
法規は、このサイトに、すぐ読める「電工 きほんのき - 法令の勉強前に」もありますので、参考にしてください。 施工方法、配線設計は、このサイトに、「鬼の10問」もありますので、活用してください。
また、①は200種類ほどありますが、知っているものや、コンセントのようにバリエーションがあるものもありますので、200程覚える物はありません。
第二種電気工事士試験の難しさと、ツワモノのお話
普通自動車免許の学科試験の合格点は、90点以上です。
第二種電気工事士試験の合格点は、 60点以上です。
第二種電気工事士試験の方が、はるかに簡単です。
また、知り合いにツワモノがいて、百人一首を一晩で覚えた人がいます。
人の能力は思っている以上です。
人間その気になれば何とかなる!! たぶん。
まとめ
限られた時間でやらなければならないのは、「弱い所」です。
つぎの3つはだめです。
1.できる問題に時間を使う
2.テキストの色塗りで満足している
3.「あ~、勉強してねぇ~」、「試験が心配だぁ」と嘆いてばかりで、勉強していない
試験開始の鐘がなるまでが、勝負です!!
自分の火事場の馬鹿力を信じてガンバレ!!
...1人でも多くの人が受かれば、この記事を書いた甲斐があります。
追記
この方法で合格されても、電気工事士としての知識が不十分かもしれません。
テストで得点できる順に重きを置いて、勉強をしていますから。
ですから、合格後もリビングにテキストを置いて、チラチラ見てください。
すきま時間でも結構、頭に入ります。
ではこれで、「筆記試験の短時間勉強方法」の説明を終わります。
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今時、こういうのもあります。
材料は、切ってしまったりするので試験対策にしか使えません。
なので、返すというサービスもあります。
材料の処分も楽で、価格も半分位でしょうか。
器具と電線だけ返却、数量限定だそうです。
レンタルではない3回セット。工具、テキストなし。
アマゾンでのレンタルではない3回セット。工具、テキストなし。
この他の実技用道具や材料は、「独学一発合格!実技試験対策」に書きました。
教科書で一通り勉強派向け
私はこれで一発合格
過去問を何回も解いて勉強派向け
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