リモコンによる3灯別々の3点滅回路です。
倉庫の照明を想像してもらえればと思います。
以下の記事では、図解で候補問題の複線図の書き方を説明します。
最初は、時間がかかると思います。
でも、大丈夫です。
練習すれば、40分以内にできるようになり、一発合格もできます。
このページは、第二種電気工事士試験の候補問題を使っていますが、第一種電気工事士試験を受験される方にも参考になるかもしれません。
はじめに
・候補問題と実際の試験は異なること
・複線図を書く必要があるのか
・VVF用ジョイントボックス部分の接続方法
・施工条件をよく読むこと
については、「候補問題 No.4の練習問題のはじめに」をご参照ください。
また、ケーブル外装被覆のはぎ取り寸法は、「ケーブル外装被覆のはぎ取り寸法と欠陥」にあります。
候補問題 No.8の練習問題
では、候補問題に取り掛かりましょう。
候補問題と施工条件
この問題は、リモコンを使った回路です。
リモコンの点滅器(Rのついたスイッチ)により、灯具の電源を入り切りします。
リモコンは24Vをかけたり、切ったりすることで、100Vの灯具用電源を入り切りします。
よって、リモコンの指令用に24Vを100Vから作るために、トランス(T)が必要になります。
施工省略の範囲で、100Vを2系統に分けているのはそのためです。
リモコンからVVF 1.6-2C が3本出ていますが、よく見れば、3つの灯具につながるために繰り返しているだけで、むずかしくありません。
<施工条件>
1.電線の色別(絶縁被覆の色)は、次によること。
① 電源からの接地側電線には、すべて白色を使用する。
② 電源からリモコンリレーまでの非接地側電線は、黒色を使用する。
③ 次の器具の端子には、白色の電線を結線する。
・ランプレセプタクルの受金ねじ部の端子
・引掛けシーリングの接地側極端子(Wと表示)
2.ジョイントボックス部分を経由する電線は、その部分ですべて接続箇所を設けること。
試験では、もっと詳細に施工条件を指示されます。
単線図から複線図を書く
複線図の書き方は、候補問題のNo.1からNo.4まで、丁寧に、丁寧に、説明しました。
まだ複線図の書き方がわからない人は、No.1~No.4で書き方をよく練習をしてください。
では、まずご自分で複線図を書いてみてください。
上に示した単線図が以下のような複線図になりましたでしょうか。
リモコンリレーは端子台が代用され、たくさん端子がありますが、繰り返しなので、難しくありません。
極性のある器具へのつなぎこみも間違えないように。
<施工条件>は絶対です。
圧着端子の選定
さて、問題の圧着端子です。
覚えましたか?
もう、この候補問題から、圧着端子の一覧表は掲載しません。
覚えてない人は、ここまでの候補問題をチラ見してください。
でも、早く覚えましょう。
では、圧着端子を決めてみましょう。
問題: 圧着端子のサイズを考えてみてください。
以下のようになりましたか?
電線の断面積の計算も、この候補問題から省きます。
計算できましたか?
なお、圧着端子の選定練習のために、圧着端子を指定していますが、差込形コネクタも練習してくださいね。
まとめ
複線図や、候補問題のNo.8をわかりやすく説明したつもりですが、いかがでしたか。
この候補問題は、繰り返しがありました。
理解ができると、回路がやさしく見えてきませんか。
ただ、このリモコンリレーからの電線を含め、すべて候補問題の「想定問題」として対策しています。
試験でどのように出題されるか、わかりませんので、試験時には、問題をよく見ましょう。
また、この問題では、VVR電線が出題されます。
早く、電工ナイフに慣れた方がよいのですが、
電光ナイフを使わない、VVRケーブルの外装を剥く新しい方法も紹介しています。
よろしければ。
「独学一発合格! 電気工事士 2種 技能(実技)試験対策 合格の要点、ポイント、コツや工具、試験の持ち物を解説」もありますので、よろしかったら、ご一読ください。
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では、頑張ってくださいね。
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材料は、切ってしまったりするので試験対策にしか使えません。
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