わかりやすく「引込口配線」と「引込口装置」を解説します。
対策のコツは、出題の多くが、
・小屋内の引込開閉器を省略できるか
・木造の外壁側面の引込口配線工事に金属管を使って良いか
などです。
あと、架空引込線の高さ4m、2.5mも簡単なので覚えておきましょう。
まったく、難しくありません。この頻出問題もいただきましょう。
第二種電気工事士筆記試験を独学で対策している方にもわかりやすいように、話を強烈に「かんたん」化して説明します。
なぜこの10問かは、① 電圧、線間、対地を。
引込口配線、引込口装置、引込口開閉器とは
引込口配線とは、引込線取付点から引込口までの家の外壁側面(屋側)の配線を指します。
引込口から屋内側は屋内配線のルールに従います。
一方、引込口装置とは分電盤等を指し、開閉器を付ける必要があります。
これが、引込口開閉器です。
ヒューズの取替、屋内電路の絶縁抵抗の測定、屋内配線の修理、雷の発生時に異常電圧が外部から侵入して来ることを防止するために電気を切る、などに使われます。
引込口開閉器は、必要に応じて容易に開閉できる箇所に施設する必要があります。
これは電柱などからの引込以外に、母屋から一旦屋外(地中も含む)に出て再び小屋に入る電路などにも適応されます。
暗記問題練習
では早速、暗記練習をしましょう。
問題 引込口配線について、()を埋めよ。
正解は、この行をクリック
問題 引込口装置について、()を埋めよ。
屋内電路には、( )に近い箇所であって、容易に( )できる箇所に( )を施設しなければならない。
正解は、この行をクリック
屋内電路には、引込口に近い箇所であって、容易に開閉できる箇所に開閉器を施設しなければならない。
問題 引込開閉器が省略できる3条件について、()を埋めよ。
1.使用電圧が( )V以下
2.母屋の( )A以下の配線用遮断器(ヒューズなら( )A以下)
3.屋外部分の配線が( )m以下
正解は、この行をクリック
1.使用電圧が300V以下
2.母屋の20A以下の配線用遮断器 (ヒューズなら15A以下)
3.屋外部分の配線が15m以下
まとめると、以下の図のようになります。この行をクリック
過去問類題
問題
図の⑦で示す引込口開閉器の設置は。
ただし,この屋内電路を保護する過負荷保護付漏電遮断器の定格電流は20Aである。
イ.屋外の電路が地中配線であるから省略できない。
ロ.屋外の電路の長さが10m以上なので省略できない。
ハ.過負荷保護付漏電遮断器の定格電流が20Aなので省略できない。
ニ.屋外の電路の長さが15m以下なので省略できる。
(過去問類題4回以上出題)
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二.
おまけの問題 ①から⑪の図記号の示す意味は。
せっかく配線図があるので。
正解は、この行をクリック
① 受電点 ② 露出配線
③ 電力量計 ④ 分電盤
⑤・コンセント
・壁付
・2口
・接地極付接地端子付
・抜け止め形
・防雨形
⑥ 地中埋設配線
⑦ 配線用遮断器 ⑧ 天井隠ぺい配線
⑨ ジョイントボックス
⑩ 蛍光灯(天井付) ⑪ 単極スイッチ
まとめ
正解できましたでしょうか。
できなかった人は何度も練習してください。
できた人も、忘れるかもしれないので、しばらくしたら再トライしてみてください。定着します。
「電気工事の施工方法」と「配線設計」のよく出る問題を「鬼の10問」として集め、今回は第7問として、「引込口配線、引込口装置」を取り上げました。
友達を待つ間、電車に乗っている間などの隙間時間にも、この問題はできるので、よく練習してください。
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