メイプルシロップというと、ホットケーキ(パンケーキ)にかけるというのが、日本では定番でしょうか。
わが家では、パンにかけるのが定番です。
しかもパンは、ホームベーカリーで焼いたパンで、焼いて柔らかいうちに、バターとメイプルシロップをつけます。
とても、美味しいです。
もちろん、たまに焼くホットケーキにもつけますが、ホットケーキを焼くころには使い終わっていることもよくあります。
パンには、やっぱりメイプルシロップ
メイプルシロップ
大好物です。
普段は、バターだけのパンを1枚食べて、そのあと、蜂蜜やジャムを塗ったパンを食べます。
3カ月に一度ほど、富澤商店からのパン粉が届くと、一緒に購入したメイプルシロップも入っています。
すると、しばらくはメイプルシロップをパンにかける、という贅沢を続けられます。
家族には、もう一人メイプルシロップ好きが居て、パンにかけることを楽しんでいます。
正直、蜂蜜やジャムより割高ですが、やめられません。
メイプルシロップについて
製造方法、はちみつとの違い
製法は、カナダやアメリカ北部で多く見られるサトウカエデの樹液を、春に木に穴を開け採取します。
透明でさらさらした樹液を煮詰め、メイプルシロップを作ります1)。
ですので、たくさんの樹液からメイプルシロップは、少ししか作れません。
貴重ですね。
大事に食べましょう。
というわけで、はちみつは、花の蜜を蜂が集めたもので、メイプルシロップは楓の木の樹液を煮詰めたものです。
メープルシロップの種類(グレード表記)について
カナダと米国で異なっていた基準を統一するため、新しい基準が適用されました2)。
新基準では光の透過率により4つのグレードに分類されます。
A.ゴールデン(デリケートテイスト)
収穫期初期の樹液から作られ、透明感のある綺麗な黄金色を呈し、軽やかな甘さと繊細なメープルの香りが広がる上品な味わいです。
主に料理やパン、お菓子などによく使われます。
B.アンバー(リッチテイスト)
一番バランスが取れ、味わいがあるため、世界で最も愛用されています。
直接パンケーキ、アイスクリーム、ヨーグルトなどにかけたり、また調味料としても香ばしいフレーバーを楽しめます。
C.ダーク(ロバストテイスト)
アンバーより後に採取され、より深い琥珀の色合いと独特の風味が増します。
D.ベリーダーク(ストロングテイスト)
収穫期終盤の樹液から作られるベリーダーク(ストロングテイスト)は、メープルの風味が更に増し、肉や魚料理に適します。
メイプルシロップの研究・開発
カナダ農業・食品局(Agriculture and Agri-Food Canada)では、メイプル製品の豊富なフレーバーにスポットライトを当てるため、フローラル、ミルキー、スパイシーなど13種の分類で、フレーバーを言葉で表現できるようにし、フレーバーと背後にある成分の特定を進めています3)。
力、入ってますね。
メイプルシロップの使い道
日本では、パン製品にメイプルシロップが多く使われますが、アメリカではシリアル、イギリスでは冷凍食品や学生食堂、社員食堂の食事などに多く使われます。
そして、アメリカやイギリスでは、魚、肉、卵の加工食品にも多く使われます4)。
日本では、料理にほとんど使われませんね。
メイプルシロップは、魚、肉、卵の料理と相性が良いので、NHKで2024年1月11日に放送された「メープルシロップ」のトリセツ5)でも、以下のタイトルで紹介しています。
・ようこそ 和食とメープルの世界
・“余韻”がスゴい! メープルは万能余韻調味料
・香りが押し寄せる絶品シロップ
まとめ
メイプルシロップは、パンにつけるとおいしい、という話から発展して、いろいろ調べたことを載せました。
メイプルシロップには抗酸化物質が含まれており、体内の酸化ストレスを軽減する効果があるとも言われていますが、糖分なので、摂りすぎに注意しましょう。
参考URL
- 農林水産省、「砂糖の種類と製造方法」
- 株式会社鈴商、「Citadelle シタデール」
- Agriculture and Agri-Food Canada, “Maple syrup flavour research”
- Agriculture and Agri-Food Canada, “Customized report service – Canadian maple syrup”
- NHK、「「メープルシロップ」のトリセツ」
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