私は英語を話せます。
いや、英語を話せるようになりました。
実は、英語の資格も検定も持っていません。
それでも、私が英語を話せると言うのは、なぜか。
それは、日本語を介さずに、言いたいことを直接英語で口に出せるからです。
頭の中で、和文英訳をしなくなった経験を紹介します。
英会話にお悩みの方に、ご参考になれば幸いです。
英語を話せない
私の周りには、子供の頃に海外で生活し、英語を話せる人が8人も居ます。
自分のお姉さんと話すのに英語で話したり、映画を日本語字幕なしで見たり、しています。
英語で話されているアメリカン・ジョークで笑うので、周りで見ている人と違う時に笑っています。
そんな中に居て、私はずっと英語を話せませんでした。
ある日、その中の一人に、「どうやって、英語を話せるようになるのか」と聞いたことがあります。
返ってきた答えは、「移民として来て、アメリカで働いている人の中には、英語の単語を300しか知らない人がいる」と教えてくれました。
たった、300単語で生活ができているのです。
私はと言えば、中学1年生から6年間以上、英語を習っていて、おそらく、何万という英単語を知っていて、英語を話せるという実感は全くないのです。
いつになったら、英語を話せるのだろうか。
あの頃、ずっとそう思っていました。
みんなで遊びに行く
そんな時、あるきっかけで、カナダ人の留学生達と知り合いになりました。
いつも使う駅でふと話しかけたのがきっかけです。
実は、駅周辺で4人もカナダ人住んでいることがわかりました。
すぐに友達になり、電車内で偶然会うと、ずっと話をするようになりました。
でも、英会話と言える程のものでは、ありませんでした。
Broken English というやつでしょうか。
ある日など私の英語の調子が悪く、語順も滅茶苦茶で、「あなたの英語は壊れている」と言われる始末でした。
ある日、2人のカナダ人と、私の日本人の友人たちと私で、私の車を使い、旅行をすることになりました。
でも、私の友人たちは皆、私以上に英語を話せず、私を頼りにしました。
2人のカナダ人も、ほとんど日本語ができないので、もちろん、彼らも私が頼りです。
さあ、大変です。
私が、カナダ人2人にすべての説明を英語でしなければいけません。
例えば、高速道路を2時間ほど走って、休憩しようとサービスエリアで停車すると、
カナダ人から、「どうした?車が壊れたのか?」と聞かれます。
私、「いや、違う。休憩だ。日本の車はそんなに簡単に壊れない」と英語で説明しなければいけません。
こんな感じで、1から10まで全部を英語で説明をしなければいけません。
朝から晩までみんなで一緒に居て、夜、布団に入ると、
「あ~、口の周りが痛い。」
「明らかに、日本語をしゃべるのと違う口の周りの筋肉を使っている~。」
という感じです。
もちろん、次の日も朝から夜寝るまで英語で説明です。
とうとう、その時が来ました
そして、あまりに次から次へと説明しなければいけないので、とうとう、その時が来ました。
「あ~、説明が間に合わないー。」
バーン!!
頭の中が切り替わった感じです。その時から頭の中で、和文英訳をしなくなりました。
だって、和文英訳をしていると、会話に間に合わないのですよ。
英語を聞いて感じて、すらすら英語で返すようになりました。
あ、なんか英語を話せている。
と後で、気が付きました。
英語の先生
では、この旅行で、突然英語を話せるようになったのでしょうか。
いいえ、私はそう思いません。
おそらく積み重ねもあったと思います。
私は中学校1年生の4月から、NHKのラジオ講座をやっていました。
女性のハーフの講師で、とてもはっきりと、ネイティブな発音で、英語をやさしく教えてくれていました。
中学校の英語の先生も、女性でとてもやさしい先生でした。この二人の方が、私の英語の最初の先生で、英語を好きにならないわけがありません。
特に、中学校の時は放送時間と生活リズムが合っていて、苦も無く、毎日ラジオ講座を進めていました。
1日15分間の講座というのも、苦も無く続けられた理由の1つです。
NHKのラジオ講座は、英会話の良い先生だと思います。
ラジオを持っていない人でも、
NHKの「らじるらじる」のアプリを使えば、スマホでもラジオを聞けます。
NHKのラジオ講座は、英語の良い先生ですが、「知識を積み重ねるだけ」でもだめだと思います。
ラジオ講座は自分へのインプットなので、やはりアウトプットをしないと。
では、英語を話せるようになるには、どうすればいいのか。
英会話スクールに通うのも1つの方法です。
でも、幸運にも今は別の方法もあります。
今、日本は空前のインバウンド状態です。
観光地や都会の名所に行くと、ここは本当に日本かと思うくらい、海外の人たちで溢れています。
かなりの数のEnglish speaking people の方々がいるので、話す機会はいくらでもあります。
この環境を使わない手は無いと思いませんか。
観光地や都会の名所に行って、勇気を持って話しかけるのもありだと思います。
旅行者は、ビジネスの人より比較的時間があるし、彼らにとっても、現地の人と話したことはいい思い出になるかもしれません。
何か、日本の事を教えてあげられるかもしれないし。
でも、彼らの持っている日本の情報量もすごいので、私たち日本人よりもずっと日本に詳しいかもしれませんが。
いずれにしても、語学は1日にして成らず。
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