前回は、「その1:普通の剪定」で一般的な剪定を取り上げましたが、この記事では植木屋さんが卒倒しそうな、わが家の大胆な剪定を紹介します。
植木屋さんの剪定と大きく違うのは、お客さんの植木ではなく自分の植木なので、大胆に剪定できることです。
枯れてしまう大胆な剪定を植木屋さんがしたら、お客さんから怒られるでしょう。
リスクのある剪定の例なので、実施については、自己責任でお願いいたします。
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剪定の教科書
この記事では、教科書に出ていない極端な剪定を取り上げているのかもしれません。
基礎を学びたい方は、以下の本が私の教科書でおすすめです。
なぜ強剪定するのか
木を小さくしたかったからです。
高さが2.3m程になってしまいました。
オオムラサキツツジだけでなく、その後ろに植えてあるキンモクセイも大きくなり過ぎています。
キンモクセイを小さくしたいのですが、そのためには将来的にキンモクセイが下に枝を出せるスペースが必要です。
オオムラサキツツジの花は、今の半分位の高さで十分に楽しめるはずです。
そこで、オオムラサキツツジの高さを半分位にすることにしました。
剪定時の注意点
木というものは、下の枝を枯らしながら、上へ上へと成長してしまいます。
高さがある木には、切り戻し剪定をするための脇枝がなかなかありません。
ところが、オオムラサキツツジは芽吹きが良いので、枝も葉もない枝の途中で寸胴切りをしても結構芽吹いてくれます。

もちろん、寸胴切り箇所を少なくするよう、脇枝まで切り戻し剪定できないか極力探る必要はあります。
木の勢いを考えて
いくらオオムラサキツツジは芽吹きが良いといっても、生き物なので限度があります。
庭には、他に何本かオオムラサキツツジがありますが、勢いが良い木とそうでない木があります。
当然、勢いが無い木を手荒に強剪定すれば枯れてしまうでしょう。
よく、歩道に枯れ枝だけになってしまったオオムラサキツツジがありますよね。
剪定の程度は、木の勢いを見て決める必要があります。
できれば、テスト剪定を
今回強剪定をする木は、実は数年前にもかなり切ったことがあります。
その時にすぐに再生し、今回の高さになったのを見ているので、今回の強剪定チャレンジとなったわけです。
できれば、少しだけ強めのテスト剪定をして、翌年どうなるかを見てどの程度強剪定をするのかを決めても良いと思います。
段階的に高さを下げる剪定の方が良い(と思う)
今回はキンモクセイも早く下げたい、木の勢いも良い、テスト剪定も済んでいる、雨の多い季節であることなどから、一気に大胆な剪定をしました。
しかし、剪定した所の枝が芽吹いてから、様子を見つつ、数回に分けて剪定しても良いわけです。

この剪定方法は片方の幹から栄養が根に届かなくても、もう一方の幹から根に栄養が届くので、枯れてしまうリスクが抑えられます。
オオムラサキツツジの花芽分化は7月から8月なので、翌年の花が減るリスクを下げるなら、花が萎れてから7月まで数回に分ければ段階的に下げられます。
また、1年、2年越しで木を段階的に低くしていくのも良い方法ですね。
わが家の剪定
今回は、木の高さを半分にする強剪定なので、来年の花は無くても良いという考え方でしたが、来年花を楽しめた方が当然良いので、6月に剪定しました。
剪定前のオオムラサキツツジです。

剪定後の様子です。
写真に撮ると、他の草に紛れ、どこがオオムラサキツツジの枝や葉かわからないので、イラストにしました。

切った幹はこんな感じです。
下の写真は、今回記事にしている株(上の写真)と、同じ位の大きさのもう1株分の幹も入っています。

写真は省略しますが、あと葉や小枝がごっそり。
まとめ
今回は、高さが2.3mにもなってしまったオオムラサキツツジを半分の高さにする強剪定のわが家の例を紹介しました。
実験途中なので、どうなるのかまだわかりませんが、成功するにしても失敗するにしてもご参考になればと思います。
自分の家の庭木なので、怖がらずにやってみるのも良いと思います。
これがどうなっていくのか、引き続き報告していきます。
では。
参考文献
1) 木下 透、剪定「コツ」の教科書、講談社、(2023).
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